2010年6月14日月曜日

“かさましこ” 再生土の会


茨城県の笠間焼と栃木県の益子焼の個人陶芸作家が集まり、制作過程ででる焼き損じなどの廃陶磁器の再利用を考え、実践するプロジェクト“かさましこ再生土の会”が昨年誕生しました。

きっかけは、近藤文さんの+Re土ブログ http://blog.goo.ne.jp/reclay08 をご覧ください。

昨年8月に、リサイクル陶土を活用した“LOVE BOWL”という取り組みが笠間のまち中をステージに大きく繰り広げられました。60余人の作家・団体が参加し、市内のギャラリー、カフェ、商店街、ホテルなど35ケ所で協同企画展やワークショップなどが開催され、サブタイトルは、「あなたのうつわが、飢餓に苦しんでいる子どもたちの未来をつなぐ力になる」というもの。LOVE BOWLの売り上げの一部はWFP国連世界食糧計画に寄付されました。※LOVE BOWL実行委員会主催;代表 島崎小乙里さん)

笠間と益子、隣接しながらも異なる陶磁器産地がともに力をあわせて一つのことに取り組む事例は極めて稀なことのように思います。次を担う若い作家の人たちが主体になったこのLOVE BOWLは、その後の“かさましこ”の活動とともに、地場におけるこれからのモノづくりに向ける姿勢を教示してくれたように思います。今後のますますの活躍を期待です。(Hasegawa)
■かさましこ再生土の会 http://ameblo.jp/kasamashiko/

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