2011年12月27日火曜日

甲府市 GO!GO!市民レポーターがいく!

甲府市の"GO!GO!市民レポーターがいく”2012.1月号で陶磁器食器のリサイクルがとりあげられました。

これは市民が甲府市環境センターを訪れ、"使わない&割れた食器が役にタツ”をタイトルに回収後の食器がどう再利用されているかを現場を通じてレポートしたものです。

ホームページにアップされた2012.1月号を少しご紹介します。

(写真の出所はすべてホームページです)

1月号”陶磁器製食器のリサイクルの巻”では、甲府市における不要食器回収の現況をレポートしています。回収が始まったのは平成22年6月から、平成24年6月からは本格実施に入ります。今までの回収量は、14トン。家庭の不用食器回収はとても好評だそうです。

ごみ減量やリサイクル推進が目的ですが、まだ使えるものは“もってけ市(いち)”を開催して無料で配布。すでに3回行われているそうです(次回は3月に開催)。また、東日本大震災後には、甲府に避難してきた方にも提供されています。

回収日時は火曜日と金曜日、午前8時45分~11時30分、午後1時~4時45分。場所は甲府市環境センターです。
詳しくは、http://www.city.kofu.yamanashi.jp/daisuki/index.html をご覧ください。


GL21PJ.,Hasegawa















2011年12月24日土曜日

小金井市消費者団体連絡協議会&波田消費者の会

私たち食器リサイクルの大切なパートナーである"小金井市消費者団体連絡協議会”と松本市の"波田消費者の会"の皆さんがGL21視察にこられました。

小金井市は5年ぶり?の視察で、今回は市役所の方も同行されました。小金井市の食器リサイクルの取り組みは、市の会館を利用し、毎月第3木曜日に不用になった食器を回収しています。あわせて不用になった品物のリユースを意図に「リサイクルバザー」を設けたり、動かなくなったおもちゃを直す「おもちゃの病院」などに取り組んでおられます。
この夏には、東日本大震災で延期になっていた"食器リサイクルとエコライフ"をテーマにした「消費者講座」が開催されました。遠くは静岡県からおいでになった方もあり、食器のリサイクル活動を通じた地域の環境配慮や啓発活動について考えるよい機会になりました。

波田消費者の会は、毎年、秋に旧波田町庁舎広場で不用食器を回収しています。回収活動をDVDに記録したり、地域の環境イベントに意欲的に食器リサイクルを紹介したり、地元大学とのコラボで環境に配慮した食生活を提案したり、多様に意欲的に取り組みがなされ、そのインパクトは大きなものがあります。今回も長野県内の池田町、白馬村の方と一緒においでになりました。

以下に、見学の様子を写真にてご紹介します。

↓ 下は全国で行政回収された不用食器のヤードです(神明リフラックス㈱)。隣にあるシャベルカーにて粉砕機に運ばれます。
↓ 下の写真はストックヤードににある回収食器のヤマ。

↓ 下の写真は1mm以下に粉砕された回収食器。Re-食器の原料として、製土や製陶のメーカーで使用されます。

↓ 下の写真は、神明リフラックス㈱でGL21活動の概要の説明をおこなっています。食器リサイクルの不明なことなどいろいろなご意見をいただく貴重な場です。



文・写真 Hasegawa






2011年11月22日火曜日

BS朝日“エコの作法”

BS朝日で放送されています「エコの作法」でRe-食器(Re-shokki)が取り上げられました。

11月18日の放送は「託す×エコデザイン」がテーマ。

世界的に名高い柳宗理さんのシンプルなテーブルウエア、国内外で活躍するエシカルデザインをテーマに、全て土に戻る素材でつくるファッションデザイナーの岡正子さん、日本を代表する建築家で、日本の伝統美を現代に取り込んだ建築で評価の高い隈研吾さん、サスティナブルな暮らし方のアイデアを探るリバースプロジェクトを立ち上げた俳優の伊勢谷有介さん、千葉県香取市を拠点に新しいライフスタイルを提案するエコデザイナーたち・・・などとともに、GL21PJ.の“Re-shokki”が紹介されています。
“Re-shokki”のエコデザインは、回収にともなう食器ユーザーや地域コミュニティーとのコラボレーションとそのネットワークです。

11月25日(金)の10時から再放送があります。ぜひご覧ください。

↓ 写真:Re-shokki を使う表参道のブラウンライス カフェも紹介されています。




BS朝日・エコの作法
http://www.bs-asahi.co.jp/sahou/index.html
http://www.bs-asahi.co.jp/sahou/prg_017.htmlprg_017.html

2011年11月18日金曜日

20⇒50%配合へ、新聞で紹介されました。

GL21では今年度、岐阜県研究開発財団などの支援を受けて再生材50%配合のRe-食器の商品化実験をおこなっています。従来は20%配合、50%にすると、食器を焼く温度を従来より200℃近く低くできます。これはいうまでもなく化石燃料の消費を大きく減らすことができ、焼く段階で排出されるCO2も最大33%カットすることができます。他にも、従来の食器より1.5倍強度が上がり丈夫な食器に仕上がります。
 本来なら捨てられるべき使用済み食器を用い、従来の食器より環境面・実用面で優れた食器ができる。陶磁器・焼き物はこんなエコロジカルな素材です。

下の記事は岐阜新聞と7月の朝日新聞です。

↓ 岐阜新聞11月17日朝刊

↓ 7月9日朝日新聞夕刊



※50%配合研究は岐阜県セラミックス研究所主任研究員の立石賢司さんを主に行われました。


































2011年11月10日木曜日

瀬戸の鉱山見学~原料の枯渇化がすすんでいます~

11月4日(金曜日)好天のもと、瀬戸地区にて長年にわたり自家鉱山にて粘土採掘と粘土精製販売を行っている㈱加仙鉱山のご好意をいただき、瀬戸地区の3箇所の粘土鉱山ならびに粘土(原土)をすいひ粘土、珪砂に精製する工場の見学を、GL-21参加企業11名と研究機関6名の計17名の参加で実施しました。
瀬戸のグランドキャニオンと呼ばれている鉱山の雄大な光景を見、掘った穴の大きさと残りの原土が少ないことを目の当たりにしました。
良質な粘土が枯渇していく状況で、少ない粘土で良質な陶磁器をつくる技術が今後の課題となると思われます。
粘土鉱山を見たことが無いメーカー、商社の方は特に勉強になったようです。

事故も無く無事見学が終了することができました。皆様お疲れ様でした。

.........................文:山津製陶㈱  高橋 良夫

↑ 上の写真は、粘土(木節粘土や蛙目粘土)の採掘現場です。二つの粘土が交互に層になっています。いまは、蛙目(がいろめ)粘土の採掘がおこなわれているようです。


↓ 下の写真は、採掘した原土を水で溶かし、粒子の比重で粘土、キラ、珪砂に分離する行程です。
ベルトコンベアに乗った原土が次々に流れてきて水に溶かされ撹拌されます。


↓ ↓の写真は、原土から珪砂のみ取り出し、粒子をそろえ、含まれる鉄分が除去され、釉薬などの原料に使用されます。


↓ 下の写真は、原土から粘土分のみ取り出し、プールにストックされている状況で、この後プレスにかけられ適度な水分をもった粘土板になり出荷されます。写真は蛙目粘土で、最良質な粘土で有名な本山木節(もとやまきぶし)はもう採れなく在庫分だけだそうです。




↓ 下の写真は、プレスした粘土板をさらに自然乾燥させ、水分を除き、軽量化したのち各地に輸送されます。

↓ 下の写真は、良質な蛙目粘土で、過去には精巧な人形などに使われていました。粘土のなかにはここにストックされている量のみで、後7~8年でなくなる良質粘土も幾つかあるとの説明をうけました。


↓ 下の写真は、珪砂を採掘する大きな鉱山。ほとんど掘りつくし、後は埋め戻し作業が近いとのことです。他に新しい鉱山候補もあるそうですが質に問題があり、実現にいたっていません。


........................写真と文:Hasegawa




















2011年10月29日土曜日

土岐市“家庭から出た不用食器のリサイクル”

10月8日(土)9:30~11:00に岐阜県にある土岐市役所駐車場で、家庭から出た不用食器を持ち寄っていただきました。(今回で4回目となり、主催は土岐市生活学校、後援が土岐市と土岐織部ライオンズクラブです。)不用食器はブルーシート上に並べられ、来場者が気に入ったものを持ち帰りリユースし、残りをリサイクルします。

例年、トラック2台フレコンバック4バッグ程度の量ですが、今回は持ち帰っていただいた量が多かった(フレコン1バッグ程度)にもかかわらず、フレコンは4バッグ一杯となり再資源化量は1,187kgにも及びました。

生活に身近な食器は、エコや環境に対する意識を高める良いツールであり、また、食器のリサイクルは地域のコミュニケーションを活性化させる良いイベントです。

................文:宮地 伸明(GL21会員&土岐織部ライオンズクラブ会員)


■写真↓ 不用食器回収の様子。早朝から実に多くの不用食器が持ち寄られました。

写真↓ 不用食器の回収活動では、いつも作り手であるGL21プロジェクト企業と市民の方とのコミュニケーションが進行します。回収物の陶磁器は豊富な話題を秘める存在。焼き物談議も楽しみのひとつです。■写真 リサイクルの前にまずリユース。 リユースできるもの=意識は自然と掘り出し物発見に傾きがちになります。これも陶磁器の回収ならではの楽しみのひとつ。今回は多くの不用食器がふたたび暮らしに活きることになりました。


■写真↓ 集まった不用食器の中にはこんな高級品もときにみかけます。























2011年10月23日日曜日

安曇野環境フェア2011&食器リサイクル

長野県安曇野市で“安曇野環境フェア2011”が10月8日(土)~9日(日)にかけて開催されました。安曇野は、ご存知 ! NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」の舞台であったところ。番組では実に多くの焼き物・陶磁器・食器が登場しました。番組終了近くではなんと ! 美濃焼の、我らGL21の多治見が登場しました。「おひさま」では焼き物食器を通じて、家族や友人や様々な人たちとの“絆”が温かく表現されていたように思います。あらためて「焼き物・陶磁器」とは、人と人のつながりを創り確認する精神的ゆたかさを醸す道具であることを知った気がします。焼き物に携わる個人として多くを勉強させていただきました。
この安曇野の環境フェアで食器リサイクル活動が紹介されました。これは“松本市波田消費者の会”によるものでブース展示や会制作のビデオ上映により紹介したものです。関心のある行政関係者や市民の方々がおとずれ、アテンド役の織田ふじ子代表にいろいろな質問をなげかけていました。

「おひさま」の地の安曇野でこの時期に食器リサイクルが紹介されたことは、偶然にしてはでき過ぎのような感じがしています。

いくつかの写真により、波田消費者の会のブースなどをご紹介します。

環境フェアの写真です。多くの方がおとずれ、マイ箸づくりや信州の自然を知るワークショップなどに参加していました。
↓ 波田消費者の会のブースです。ちょっと斜めで分かりにくいのですが、幾つかの活動紹介パネルとともに綺麗にテーブルコーディネートされたRe-食器を展示いただきました。


↓ 今回の展示テーマは「不用食器回収の魅力」。魅力がなければ活動も長続きはしないということになりますが、食器リサイクル活動は多くのところが5年以上、GL21活動も1997年からつづいています。


↓ 消費者の会では自らが制作した食器リサイクルの紹介ビデオの上映会が会場の一角で行われました。もう一つ、人は少なめですがご着席いただいた方に感謝、感謝だと思います。




.......................文、写真:Hasegawa
















2011年9月19日月曜日

不用食器の回収 土岐市

岐阜県土岐市で不用食器の回収が行われます。
1年に1回毎年行われているものので、今回は土岐市生活学校(金山富士子代表)を主体に実施されます。後援や協力は、グリーンライフ21・プロジェクト、土岐織部ライオンズクラブ、土岐市です。

ご家庭で不用になった陶磁器の食器をあらたな食器をつくる土資源としてご提供ください。
日時:平成23年10月8日(土) 9時30分~11時00分
※雨天決行です。
場所:土岐市役所 駐車場
※会場ではリユースコーナー(回収された食器を再利用するMOTTAINAIコーナー)
http://www.city.toki.lg.jp/wcore/index.htm
回収品
陶磁器でできた食器のみです。ガラスなどの異素材は対象としません。また同じ陶磁器でも花器や置物は対象外ですのでご注意ください。
お問い合わせは、グリーンライフ21PJの宮地までお願いします。
090-7855-0412

□□□ 写真(下)は、回収された不用食器を原料の一部に使用したリサイクル食器「Re-食器:OLIVA」です。デザインはオーストラリアの女性デザイナーによるものです。




2011年9月9日金曜日

食器リサイクルフォーラム2011

エコにこセンター開設10周年記念イベントとして8月27日(土)・28日(日)の二日間、「食器リサイクルフォーラム」が開催されました。主催は多摩ニュータウン環境組合リサイクルセンター、“食器リサイクル全国ネットワーク”と“グリーンライフ21・プロジェクト”が協力しました。場所はエコにこセンター(東京都多摩市唐木田2-1-1)です。
イベントにあわせ屋外では「からきだ夏まつり」が催され、いろいろな模擬店があり、多くの人が集い賑わっていました。

フォーラムの様子をいくつかの写真でご紹介します。
27日14時からの「情報交流会」では“楽しい食器リサイクル~ゆるやかなネットワークをつくろう~”をテーマに、グリーンライフ21PJ、小金井市消費者団体連絡協議会、NPO法人中部リサイクル運動市民の会、多治見市環境文化部の関係者がパネリストとして、各々の活動について報告し、会場を交えたディスカッションを行いました【写真下】。
食器をリサイクルする意義や現状の取り組みや今後の課題などが話し合われました。



下の写真は、「かさましこ再生土の会」から初出品していただいた近藤文さんの作品です。美濃の土とは異なり、笠間焼や益子焼の独自のリサイクル陶土による作品づくりです。7月にはLOVE BOWLという再生土による作品展等が笠間や東京、横浜で開催され、60人近い作家が参加しました。



下の写真は、多摩の地元で行っている陶芸教室の皆さんの作品の展示販売コーナーです。当然、土は美濃のリサイクル土が使われています。“花一輪”などのユニークなデザイン作品がみれれました。


下は、会場内の常設の「リユースコーナー」です。センターに持ち込まれた不用食器の中でまだ使用可能なものを超格安で販売しています。リサイクルの前にまずリユースをというMOTTAINAI精神のコーナーです。


これは、センターで行われている陶芸教室で造られたリサイクル作品です。廃棄されそうになった食器の原料化で、思い思いの楽しい作品づくりがみられるのは陶磁リサイクル進めるGL21として大きなよろこびです。



28日には、「工作のつどい」が行われ、午前は“陶ビーズをつかったネックレスやストラップづくり” 【写真下は陶ビーズ】。午後には“お皿や陶板に絵を描こう”や“陶パーツでつくる壁かけ”がありました。リサイクルでいろいろな楽しみが演出できるのはとても嬉しいことです。陶磁器のリサイクル文化の開花に向け頑張りたいと思います。




















2011年8月24日水曜日

2011食器リサイクルフォーラムが開催されます

食器リサイクルフォーラム



エコにこセンター(多摩ニュータウン環境組合リサイクルセンター)開設10周年記念イベントとして、8月27日(土)・28日(日)の両日にわたり開催されます。



場所は、小田急多摩線「唐木田駅」近くのエコにこセンターです。27日は「情報交流会」として国内各地で取り組む食器リサイクルの事例発表とディスカッション。コーディネーターはエコにこセンター所長の江尻京子さん。食器のつくり手と使い手がコラボする陶磁食器のリサイクル活動について各々の立場から報告があります。



28日には陶ビーズや陶パーツでネックレスや壁掛けなどをつくる「工作のつどい」や、エコマーク第一号認定のPokelaをはじめ様々な賞を獲得したRe-食器(リサイクル食器)の大特価市等が催されます。あわせて、会場では模擬店「からきだ夏祭り」が開催されています。


多くの方のご来場をお待ちしています。

※イベントの開催時間や詳細はHPでご確認ください。



会場:多摩市唐木田2-1-1 エコにこセンター ☎042-374-6210








2011年6月18日土曜日

第3回販促EXPOに出展 ㈱サイキ一山陶苑

7月6日(水)から8日(金)にかけて開催されます「第3回販促EXPO展」に、GL21プロジェクト参画企業の㈱サイキ一山陶苑が出展します
※写真は第2回販促EXPO出展


今回は、エコマークのついた食器(ECO食器)の新作をはじめ、電子レンジで発熱するお皿、その他新商品が多数です。

開催場所は、東京ビッグサイト東4ホール ブースNO.A4-41 です。


■■■■■ 写真:サイキ一山陶苑ホームページから


㈱サイキ一山陶苑 
http://www.s-ichiyama.com/

























2011年6月17日金曜日

LOVE BOWL 笠間+横浜+東京

笠間、横浜、東京で“LOVE BOWL 2011”が開催されます。2011のテーマは「元気な器がデキルコト」。“かさましこ再生土の会”とコラボレーションし、その再生粘土(笠間製)を使った作品を57名のクリエーターが制作して展示・販売します。売り上げの一部は世界の飢餓や災害で苦しむ子供の支援に役立てられ、今回は東日本大震災で被災した人たちの支援を目的としています。

メインイベントは、
茨城県笠間市笠間2388-1の“笠間工芸の丘”で開催。
http://www.kasama-craftthills.co.jp/
期間は6月22日(水)~7月10日(日)※月休館

・主催 LOVE BOWL 実行委員会
・企画:協力 かさましこ再生土の会

横浜展は、横浜高島屋7F和食器売場
6月23日(木)~28日(火)

東京展は、東武百貨店池袋店6F和食器売場
期間は6月30日(木)~7月6日(水)です。

「元気な器がデキルコト」にご協力・ご賛同をお願いいたします。
http://ameblo.jp/love-bowl/


2011年6月3日金曜日

多治見市の回収 ~その後~

 不用食器の回収 ~多治見市の行政回収~
 昨年12月にスタートした陶磁器の街“多治見市”の回収を視察しました。場所は、愛知県境に近い池田町公民館と名古屋市などへの通勤者が多い脇の島公民館の二ケ所で、多治見市環境課のスタッフなどとともに回りました。
 池田町公民館ではサンテナで7箱ほどがすでに回収されていました。一部に事業所排出と思われるものもチラホラ、陶磁器の街の回収の難しさがあります。脇の島では、ここは市役所の支所に隣接した公民館で人の出入りも多く、他の回収ステーションと比べて回収量は多いとのことです。ここは明らかに家庭排出の使用済み食器が回収され、生活感ある廃食器が多いようです。両公民館ともに市役所職員が立ち会い分別を指導していましたが、いずれは各町内の資源回収ステーションを活用した市民回収に移行するとのことです。
 多治見市では、月平均5トンが回収され、うちの2トンが公民館などでの拠点回収、残り3トンが市内3ケ所のクリーンセンター等への持ち込みによっています。公民館などの回収では、家庭内ストックが多いと考えられる古い街(団地)ほど回収量が多くなる傾向があるようです。GL21プロジェクトの推定では10余万人の人口を抱える多治見では300トンほどが家計内に眠っていると考えています。市のスタッフもまだまだ周知がされていないとの感想をお持ちでした。
 
脇の島公民館での回収
 分別の仕方が書かれたポスターが貼ってありました。ボックスがいっぱいになり次第、隣にあるトラックに積まれていきます。 
今朝の回収ではサンテナで7箱が両公民館とも回収されました。この後、再度分別され、GL21参加企業で粉砕・資源化されます。


多治見市の不用食器回収について

2011年4月23日土曜日

JFSの「エコを超えてー幸せな未来のつくり方」

 ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)の著書「エコを超えてー幸せな未来のつくり方」にGL21の取り組みが記載されています。著者は、あのアメリカのアル・ゴア元副大統領が主演した映画「不都合な真実」の翻訳書を出した枝廣淳子氏+非営利の環境コミュニケーション・プラットホームのJFS。


 GL21の取り組みは第5章『「つながり力」が社会を動かす』に6ページにわたって記載されています。タイトルは「陶磁器リサイクルが生みだす使用者参加型のものづくり」で、GL21のコンセプトである陶磁器の土資源の有効利用と地場産地の活性化、循環システムを実現するための産地企業の業種を超えた連携、食器のユーザーである市民団体や地域コミュニティー、自治体などとのリサイクル・ネットワークの構築などが紹介されています。最後には、焼き物が元々持ち合わせている「スローで心豊かな食シーンの演出」性こそ、この焼き物という伝統文化に息づく価値観をRe-食器という新しい発想とともに次世代に伝えてほしいとのメッセージが述べられています。

 またGL21が紹介された第5章のテーマの『つながり力』東日本大震災からの復興においていま最も心に留めなければならないことだと思います。各地の食器リサイクル活動が少しでもこの『つながり力』の培養になるよう心していきたいと思います。
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「エコ」をこえてー幸せな未来のつくり方
 著者 ― 枝廣淳子+ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)
 編集 ― 小島和子
 発行所 ― ㈱海象社http://www.kaizosha.co.jp/
 価格 1,200円(税別)

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ジャパン・フォー・サステナビリティ























2011年3月25日金曜日

グランプリ作品「陶器をリサイクルってどういうこと?」

CBC ふるさと市民エコジャーナリスト受賞作品の発表がありました。

陶器のリサイクルをテーマに、GL21企業を取材してまとめた記事作品(写真上)、土岐津小学校の雅さんの「陶器をリサイクルってどういうこと?」がみごと記事部門でグランプリを受賞しました。
雅さん、おめでとうございます。

「陶器のリサイクル」を発表してのグランプリですから、私たちGL21にとっても大きなよろこび、嬉しい限りです。不用食器がどのようにリサイクルされるか、リサイクル工程順に関係する企業を取材してまとめてあり、二枚の紙面をフルに活用した力作です。実にポイントがよく押さえられ、絵を描くなどわかりやすく仕上がっています。グランプリに納得です。
雅さんの元気が満ち満ちたこの作品に、 私たちGL21も見習い元気に前に進みたいと思います。

2011年3月21日月曜日

サンケイビジネスアイにGL21が紹介されました。

サンケイビジネスアイのコラムにGL21の活動が紹介されました。
また局アナネットでは動画バージョンもアップされています。

写真:再生されたリサイクル食器「Re-食器」=岐阜県多治見市、ヤママ陶苑(撮影 野口景一郎)
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コラムの一部をご紹介します。
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【局アナnet】器から器へ 焼き物の資源循環  野口晃一郎  

 美濃焼の産地として知られる岐阜県東濃地域で、焼き物をつくる企業などと地元研究機関が中心となり、展開しているのが「グリーンライフ21・プロジェクト」です。不用になった食器などをリサイクル食器「Re-食器」に再生し、販売しています。
 土の採掘が減り、資源循環が期待できるだけでなく、配合率を高めることで、原料調達から製造、物流、廃棄などあらゆる工程でCO2排出量を低減できます。ごみとなった陶器を処理するための埋め立て地を減らせるというメリットもあります。・・・・・・・

2011年3月18日金曜日

多治見市環境フェアに出展しました。

■■ 多治見市の「環境フェア2011」が開催されました。
 3月5日・6日の土日、場所は多治見市文化会館。GL21も、多治見市が昨年から不用食器の行政回収をスタートしたことを受けて1ブースの出展をしました。
 今回の目玉は、アンケートに回答すると、写真下の“Re-食器”がもらえるというもの。アンケートは、多治見市の行政回収にかかわるもので、例えば回収への認知や参加、そして意見・意向を聴取する内容になっています。 ■■■■■■ アンケートの粗品はマグカップ。結構、お洒落なデザイン&パーッケージだと思いますがいかがでしょうか。おかげで、ブース前は終日多くの来場者に恵まれました(写真下)。粗品の効果は絶大です。当然、ご提供いただいたマグカップに魅力があったからこそだと思います。■■■■■■
■■■■■■マグカップは子どもたちにも評判良。何度もアンケートに答えようとする子どももいましたが、ここは“注意”です。(写真下)■■■■■■

■■■■■■ 食器回収をスタートさせた多治見市も環境課ブースに「食器リサイクルと回収への取り組み」を紹介するパネルなどが展示されました。(写真下) ■■■■■■

多治見市 環境フェア2011 http://www.city.tajimi.gifu.jp/kankyo/event/kankyo_fair.HTM