2011年2月25日金曜日

波田消費者の会「不用食器リサイクルフォーラム」開催


不用食器リサイクル フォーラム ☆☆

松本市の波田地区消費者の会(代表 織田ふじ子さん)の主催による「不用食器リサイクルフォーラム」が1月30日(日)に開催されました。場所は、松本市から上高地につながる国道158号線沿いの波田「アクトホール」。お洒落な外観に木のあたたかさが漂うフロアが印象的でした。




 フォーラムは“循環型社会の構築に向けて”をテーマに、基調講演、波田消費者の会が制作した食器リサイクル活動をまとめたビデオの上映、波田地区の安留風寿力太鼓の演奏、5人のパネラーによるパネルディスカッションといった、器リサイクルの普及を意図とする中にも来場者に楽しんでもらう工夫が織り込まれたプログラムになっていました。

 またホールでは、エコ陶土を使った陶芸作品の展示、消費者の会による回収物からひろい出した波田の歴史を物語る食器展示、リサイクル食器を使ったテーブルコーディネートによるエコライフの提案、それにGL21プロジェクトによる「Re-食器」の展示・販売などが行われました。
 以下、会場の写真により、フォーラムの概要をご紹介します。

最も上の写真は、フォーラムの受付と来場者をもてなした鈴木美生さん(カラースタジオCLIP)のRe-食器によるシンプルな“洋”のテーブルコーデイネート。

上写真は、基調講演の江尻京子さん、江尻さんは食器リサイクル全国ネットワーク代表で多摩市ニュータウン環境組合リサイクルセンターの所長さん。演題は、“食器リサイクルのすすめ”で食器リサイクルとシンプルライフの係わりを生活者の目を通してわかりやすくお話しいただきました

左の写真は、あいさつなどで使った演台のわきを飾った美濃焼の陶芸家 小木曽教彦氏(美濃陶芸協会会員)のリサイクル陶土による作品(花器)。

下の写真は、先の紹介した鈴木美生さんRe-食器をつかった“和”のテーブルコーディネート。コンセプトは、食器セットが時の経過のなかで不揃いになっても、残ったいろいろな器の良さを引き出しテーブルを演出するもの、食器を最後まで使い切るという思いが込められたコーディネートです。













 


★★★★★★★★★★★★★★★


の写真は、地元テレビ局の取材です。
フォーラムの全容を記録するかのごとく、取材がつづいていました。


下の写真は、フォーラムのスタッフのお一人が参加する“波田安留風寿力太鼓”の演奏。休憩時間に披露されました。
力強い太鼓の音に、疲れ気味の頭がリセットされた思いでした。


下の写真、フォーラムのスタッフが市民の意向を受けて行ったRe-食器の販売兼展示コーナー。Re-食器を代表するOlivaPokelaRe織部・・などが販売され、思いのほか売り上手なスタッフの皆さんでした。


















写真には写っていませんが、GL21のリサイクル陶土を使った地元の作家・アトリエ彩土による作品展示がありました。造る楽しさと完成度の高さが感じられる作品約10点が展示されました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
上の写真、GL21の展示兼販売コ
ーナー、リサイクル陶土ができるプロセ
スの紹介もあわせて行いました。
販売の成果は、波田スタッフの皆さんに大きく後れをとったようです。

の写真、 波田地区の4年に及ぶ回収活動で、地域の歴史を潜めた貴重な「器」がピックアップされました。普段は地元の公民館に展示されています。
 これは生産者のGL21にとっても製造の歴史を語る「お宝」だと思います。

★下の写真、アクトホールのフロアーを飾った消費者の会の展示コーナー。パネルディスカッションなどが行われた会場へのアプローチをRe-食器一色に。 


写真はありませんが、パネルディスカッションについてご紹介します。
 パネルディスカッションは、基調講演の演題「食器リサイクルのすすめ」を受け“食器リサイクルの魅力”を語る場として設定されました。
 コーディネーターはGL21世話人の長谷川善一氏が担当し、江尻さんコメンテーターを務めました。パネラーには、使用者を代表して消費者の会の織田ふじ子さん、食器のショップや流通を代表して松本市の知新堂の横沢敏氏、行政からは長野県の廃棄物政策課の滝沢朝行氏、それに生産者の代表として波田の回収品を受け入れている神明リフラックス㈱の宮地伸明氏の計4人でした。食器リサイクルへの想いや期待や課題を語り合う一時間半になりました。長野県で、ますますの食器リサイクルの普及を祈念し、成功裏に終わったフォーラムでした。

☆☆☆松本市役所波田支所
     〒390-1401 松本市波田4417-1 ☎0263-92-3001