2015年1月19日月曜日

地球のかけらアート/地球のかけらプロジェクト


「地球のかけらあーと」、今年度の計画全てが終了しました。

「地球のかけらあーと」とは、十数年前から企業等と連携して行う陶磁器リサイクルにとどまらず、不要になったり、壊れたりした食器のリペア、リメイク、リデザインを大切にするプロジェクトです。従来の陶磁器リサイクルに彩りを添えるものであり、更に価値をあげようとするアップサイクルの試みでもあります。

 今年度は、不要食器に思い思いの絵付けを加えたり、様々なかけら(食器片)のパッチワークで装身具や日常用品を作ったり、シンプルな工程で欠けや割れを繕う簡単金継ぎを行ったり、リサイクル陶土による干支の羊づくり等を市民の方々とともに行いました。お母さんとお子さんやおばあさんとお孫さんの共同制作、“職人お父さん”を信じ切ったご家族の物づくりチャレンジ、父と息子のロクロ競演や友との腕比べ作陶など、いろいろと楽しく微笑ましい光景を毎回みることができました。また新たな出会いも多々あったように思います。

 改めて「長い歴史と伝統をもつ陶磁器」のリサイクルとは、モノの循環にとどまらず、暮らし方のリサイクル、ゆたかさのリサイクルに主題があるように思う。
 
お母さんとお子さんの共同制作
 
父と息子のロクロ競演
*地球のかけら:地球の表層を覆う土や岩石を素材につくられた陶磁の器、欠けたり割れたりして用をなさなくなった陶磁の器はもう食器ではなく「地球のかけら」ではと思ってしまいます。
 
木の葉で豆皿づくり
壊れた食器の繕い「簡単金継」
 

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